超高齢社会が世界で類を見ないスピードで進んでいる日本では、介護職に数多くの注目が集まっています。
介護の仕事は、利用者の生活介助と身体介助の2種類があり、有料老人ホーム、居宅介護、デイサービスセンターといった施設で活躍する事が出来ます。
生活介助は、利用者が日々使っている居室の清掃や衣服の洗濯を行う事に加えて、居宅介護の場合は利用者宅にある食材で昼食や夕食調理を行います。
清掃は、掃除機の利用で騒音が発生するので、利用者の承諾を得てから使う事が大切です。
調理に関しては、利用者の好みの味付けに仕上げておくと満足度が上がる事から、普段食べているメニューを利用者やその家族から聞くのが重要となっています。
身体介護は、介護度によって介助サービス内容を変えていて、要介護度4や5の利用者に対して排泄や入浴といった介助を行います。
排泄は、トイレに行ってもらうための付き添いを実施し、おむつ着用者は定期的に見守りをして交換をします。
運動習慣が無くて食事量が少ない利用者は、便秘になりやすい事から、施設側の判断で排便を促すための浣腸を行うケースもあります。
食事介助も実施する事が多く、手が不自由な人や飲み込む力が弱い人に対しては、スタッフが食事の最初から最後まで付き添うのが一般的です。
飲み込む力が弱い利用者は、誤って肺の方に飲食物が行ってしまう事故になる可能性もあるので、事故防止の為に介護食向けのとろみ粉末を利用してお茶や味噌汁を飲んでもらいます。